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2017.04.18(Tue) DJ SHOTA おすすめのBass Music

トラップって?流行の最先端をいく音楽ジャンル「ベースミュージック」をわかりやすく解説!

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ウルトラ・ジャパンやEDC JAPANをはじめとした大型ダンスミュージック・フェスで、EDMのアーティストと同じくらいベースミュージックのアーティストが近年多くラインナップされるようになってきました。
SkrillexやYellow Claw、JauzやMijaなど、ベースミュージック勢はEDMの盛り上がりとはまたちがった爆発力を見せましたよね。

そこで、「今流行っている海外で人気の音楽ジャンル”Bass Music” (ベースミュージック) とは一体何なのか?」という疑問を解消すべく、楽曲を紹介しながら解説していきます!

ベースミュージックを知らなかったという方にもわかりやすいように、入門記事を意識してご紹介しますね。

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ベースミュージックとは?

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この写真からもわかるように、ベースミュージックの迫力・盛り上がりは凄まじい!超絶ハイエナジーです
ということで、まずはベースミュージックとは何なのか? というところから見ていきましょう。

ベース・ミュージック(Bass music)はクラブミュージックのジャンルの一つ。かつてはヒップホップのジャンルのひとつで、低音部を極端に強調したサウンドと速いBPMが特徴のマイアミ・ベース、アトランタ・ベースを指していたが、近年ではジャングル (音楽)やダブステップ、またシカゴやデトロイトで90年代に登場したゲットー・ベースも含まれている。

出典:wikipedia

ベースミュージック = ジャンルの名前

Wikipediaにはこのように書かれていて、ベースミュージックとはダンスミュージックのジャンルの一つということがわかりました (2013年に更新されたものなので最新の定義ではない)。
ベースミュージックという言葉はEDMみたいに最近になって作られたものではなく、以前から使われているジャンルの名称として知られています。

電気屋さんのヘッドホンコーナーやカーステレオコーナーに行くと、「重低音」という言葉がよく売り文句になっていますよね?
あれを見ている我々は「あ、低音のエッジが効いている方がイケてるのか!」という感覚が知らず知らずの間に意識づけられています笑

低音の効いた音楽を車内でかけながらのドライブが楽しいように、クラブで迫力のある音楽を楽しむ上で低音は特に大事な要素なんです。

近年のベースミュージックを定義するならば…

本題に移って、今言われているベースミュージックという言葉の最新の定義を知りたいわけです。
ぼくなりの解釈で簡潔に表現してみるならば、、、

Trap (トラップ) やDubstep (ダブステップ) をはじめとした、太いベースサウンドを強調した音楽の総称

という言い方が今のベースミュージックという言葉にふさわしい説明かと思います (もちろん簡潔すぎる表現なので異論はあるかもしれませんが…)。

ダンスミュージックというジャンルの中にベースミュージックというジャンルがあって、その中にさらにトラップやダブステップという細分化されたジャンルがあるというイメージがわかりやすいでしょう。
さらにベースミュージックの像を掴むために、一つ一つの細分化されたジャンルを具体的に見ていきます。

1.) Trapのイメージ

例えば、2016年に大ヒットした人気映画「Suicide Squad (スーサイド・スクワッド)」のテーマソングとなったこの曲なんかはトラップというジャンルです!

トラップはBPM (曲の速さ) でいうと60〜80の間で、EDMより全然ゆっくりしたHIPHOPのような音楽で、要素を分解して聴いてみても「あーこれトラップだな」っていう独特のキックやスネアなどが使われています。

フェスティバル・トラップがEDMと似ているのは、ドラムロールが刻まれてどんどん上がっていくビルドアップ部分の後に歌のないドロップ部分があって、そこで一番盛り上がる (=盛り上がるところがわかりやすい) 音楽というところ。

最近では、HardwellやZeddなどのEDMスターもフェスセットの中でトラップをほとんどの確率で入れてきてます!(変化球として?)

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そうやって盛り上がるトラップもあれば、逆にわざとビルドアップの後に音数の少ないドロップが入ってきて、その緩急が逆にイケてるっていうトラップもあります。

ポップミュージックを普段から聴いている方には難しいジャンルかもしれませんが、一度ハマるとクセになります!
アメリカをはじめとした海外では特に今人気のあるジャンルなので、日本では流行に敏感な方とかファッション系のハイセンスな方が音楽って感じ (自分の勝手なイメージです笑)。

トラップも実はいろいろな種類がある!

トラップという言葉も実は広いところを指していて、フェスでかかるようなEDM寄りの音圧の強いフェスティバル・トラップや、SAYMYNAMEというアーティストが提唱しているようなハードトラップ、少し静かなチルトラップなど、またさらにいろんな種類のトラップに分かれるんです

ハードトラップはこちら。凄まじい音です笑

チルトラップは聴き心地もいいし、きれいなヴォーカルとも相性抜群!

トラップの中にはDirty (ダーティー) なイメージを崩すような、感動するエモーショナルなチルトラップも含まれるんです。
太い重低音が効いているのがトラップと説明しましたが、チルトラップは文字通りチルな感じで低音がそんなに気にならない印象を受けますよね?でもベースミュージックの1つと言われています。

HIPHOPのネタを使ったトラップのリミックスがよく使われる!

これは現在大人気のラッパーグループ・Migosのまさに今大ヒット中のアンセム『Bad & Boujee』を、EDMアーティストのR3habらがリミックスしたトラックです。

大観衆を前にしたメインフロアでそのままHIPHOPの原曲をかけるのもいいんですが、トラップが途中から入ってくるリミックスをかけたらもっと盛り上がる、なんてケースはざらにあります。
実際ベースミュージックのアーティストたちはリミックスしたりマッシュアップしたり、トラップの間にわかりやすいHIPHOPネタを混ぜるという手法でフェスセットを組んでいます。

高速のトラップもある!?

トラップを初めて聴いた方にとっては、”ゆっくり音に乗る音楽”という印象を受けたと思いますが、海外ではその倍速でカウントをとって乗ることもあります (HIPHOPでもそういうケースがありますね)。
ゆっくり乗るもよし、倍速テンポで乗るもよし!と2パターンで楽しめる、という魅力がトラップにはあります!

上のParty Favorの動画を聴いてる感じ、全然EDMよりテンポが速いですよね?
「これは何のジャンルなんだ?」って思いますが、でもこれもトラップなんです (ちょうど半分のテンポにするとさっき聴いたトラップと同じように聴こえます!)。

モッシュピットで盛り上がる!?

曲によってはこのように円になってドロップが来たタイミングで一気にみんなで中心に!押しくらまんぢゅう押されて泣くな状態です笑
(だいたいこれをやってるのは男性です笑)

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2.) Dubstepのイメージ

今流行りのダブステップといえば、Zomboyの『Like A Bitch』なんかが有名ですね!

ダブステップはトラップと似ていて曲の速さも同じレンジですが、、、強くリバーブのかかったドラムパターンが特徴的な音楽です。
と言われても難しすぎて全然理解できないと思うので、ダブステップと言われている音楽を聴いてみましょう!

ダブステップの代表的なアーティストといえば、Skrillex (スクリレックス) ですね!
(スクリレックスの楽曲は厳密にいうとDubstepではなくBrostepだという意見もあるくらい、ダブステップの定義はまた諸説ありますがここでは割愛します。)

日本の代表的なアーティストでは、テレビCMによく音源が使われているbanvoxがいます (※もちろんダブステップ以外にもいろいろな音楽を作られています)。

ダブステップはトラップと似ているので、DJはこれらを混ぜてかけたりします。
なので、トラップとダブステップのちがいを説明できなくても、ある程度「ダブステップはこういう音なんだ!」ってことを理解しておけば問題ありません!

3.) Future Bassのイメージ

「ベースミュージックの未来形!?」と初めて聞いた方は思われると思いますが、イメージ的にはキラキラした明るいシンセサイザーの音が特徴的で、メロディもしっかりある、”トラップノリ”の音楽といった感じでしょうか?

さっき説明したチルトラップと同じくくりで扱われることが多いです (Future Bassという言葉の方が認知度が高い)。

インスタグラマーのSam KolderやRory Kramerがよく使っている!

音楽の外の世界の話になりますが、インスタグラムで自分で旅行中の様子を撮影して動画編集した作品を投稿するのが流行っています!
Sam KolderやRory Kramer、Taylor Cut FilmやMatt Komoなどトラベルムービーで世界的に有名なインスタグラマーがいますが、彼らはよくFuture Bassの曲をBGMに使っているイメージ。

そういう動画見たことなかったって方は上のSam Kolderの動画見てみてください (自分はもうこの動画100回以上見てます笑)

ロック・パンクテイストが入ったFuture Bassも!

最近では、明るいキラキラなイメージを残したまま、その中にロックやパンクのテイストが入っているFuture Bassも流行っています。
Streexというアーティストは、自身の音楽を”Future Punk Pop”と言っているのですが、Future Bassをよりポップに、パンクにした音楽を作り続けていますね。
聴いてみるとすぐわかりますが、イントロのギターの音とかヴォーカルの雰囲気とか、もろにバンドマンって感じですよね!

ベースミュージックは奥深くて種類が豊富ということが、そろそろわかってきましたね。

4.) Drum N Bassのイメージ

ベースミュージックを語る上で忘れてはならないのが、Drum N Bass (ドラムンベース)。
これに関しては過去記事があるのでぜひ参照してください!

では、簡単に言ってドラムンベースってどんな音楽か?いい例があるので、以下の2つの同じ楽曲で比較してみましょう!

EDM (厳密に言うとFuture Bounce / Future Houseというジャンル) だとこうだった曲が、

ドラムンベースにリミックスするとこうなります!

EDMよりも倍速のトラップよりも速いテンポで盛り上がれる音楽なんです!これもベースミュージックに含まれます。

5.) Twerkのイメージ

トワークと読みますが、ミドルテンポのお尻をフリフリする音楽というイメージ!
使われている音はトラップと似ているのですが、BPM100前後のミッドテンポというのがキーワードですね。

Twerkに近いMoombahtonというジャンルも

Dillon Francisがこのムーンバートンと呼ばれるジャンルの曲をよく作っています!

6.) Bass Houseのイメージ

今までの説明を受けると、ベースミュージックのアーティストたちはHIPHOPと同じノリの曲ばかり作っている、というイメージだと思います。
でも実はトラップのベースミュージック要素を残しながら、いわゆる四つ打ちと呼ばれるハウスミュージックも作ります!

重低音に特化して考えると、どのEDMよりも凄まじいのがBass House (ベースハウス) です。
一時期は”Bassline House”とも呼ばれていて、この音が新しくてかっこいいなって興奮したのを覚えています!

代表的なアーティストで覚えておきたいのが、Jauz (ジョーズ) です!
2017年3月に開催されたばかりのウルトラ・マイアミでの動画を見てください、このすごい盛り上がり!

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ジョーズが初来日したのは2015年の新木場ageHaで開催された「WORLD CLASS」というイベントで、2016年にウルトラ・ジャパン出演、そして2017年4月にEDC JAPANでまた再来日します。

最近はビッグルーム系のEDMよりもこっちのベースハウスの方がウケがいい、というのを個人的にDJしていて感じます!

ハードトラップの音が入ったベースハウスも!

SAYMYNAMEのハードトラップサウンドが入ったベースハウスも人気なので (DJ Snakeが先日のウルトラでかけてた)、こちらもチェックしておきましょう!

まとめ

フェスやクラブで流れるようなベースミュージックを一通り解説しました。
EDMに変わる新しいジャンルとして”トラップ”が海外で注目されていますが、まだ日本ではなじみのない方もたくさんいると思います。
ウルトラをはじめとしたダンスミュージック・フェス、そしてクラブでもトラップがかからない日はないので、ぜひこの機会に興味を持った方は詳しくチェックしてみてください!

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WRITER
DJ SHOTA
“DJとお客さんの架け橋になる” そんな思いを込めてスタートしたDJ HACKsがいつの間にか月間60万PVを達成。Googleでの「EDM」検索順位1位と絶大な支持を集めるようになっていった。 そしてDJ HACKsの成長と共にDJ SHOTAは2015年夏、DJ歴2年という異例のスピードで世界でも最大規模の野外フェス「electric Zoo Beach Tokyo」へ出演を果たす。 さらに2015年リリースしたEDM BEST MIXはiTunesチャート2位を記録するなど勢いを見せた。 2016年1月にはメイドインジャパンの国内最大EDMフェスティバル「electrox」にて若手ながら単独でオープニングアクトに大抜擢され一躍注目を集めた。 DJ HACKsでのあらゆる音楽を追求する姿勢はプレイスタイルにもダイレクトに反映され、まさに架け橋の如く様々なジャンルの”GOOD MUSIC”を繋いでいく。そのオープンフォーマットなスタイルを武器に多様なお客さんを踊らせ続け現場での支持率も急上昇中である。 DJとして音楽をプレイし、ライターとして音楽の良さを伝える、まさに次世代型ともいえるクロスオーバーはすべてにおいて新しく、未知なる可能性を秘めたDJ SHOTAの活躍に今後目が離せない。