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2015.02.19(Thu) DJ SHOTA クラブミュージック

EDMの明るさと暗さの両面をもつ未来系ジャンル「Future House」とは?

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今回は、2014年のトレンドとなった最新のEDMジャンル「Future House (フューチャー・ハウス)」ついてご紹介したいと思います。

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Future Houseって?

DJ HACKs Future House Mix by DJ SHOTA by Dj Hacks on Mixcloud

現在ブームの渦中にある「EDM」という音楽のムーヴメント。
EDMは、”electronic Dance Music”の頭文字をとった略で、エレクトロニックな音楽全般を幅広く指します。
どこまでを指すのかは諸説ありますが、HOUSEやTRAPなどのジャンルも「EDM」という言葉の中に含まれるほどです。

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そんなEDMの中でも、特に2014年のトレンドとして有名になった「Future House (フューチャー・ハウス)」をご存知でしょうか?
ダンスミュージックの動向に敏感な方はもうすでにこの音楽で踊っていることでしょう。

明るさ/暗さの両面をもつのが「Future House」

近年UKをはじめとして世界的に、Deep Houseのような本来アンダーグラウンドで暗いイメージの音楽がメインのシーンに出てくるようになりました。
Future Houseというジャンルは、“Electro HouseDeep Houseの中間”とも言われます。
つまり、エレクトロ・ハウスのような明るく派手な部分もありながら、ディープ・ハウスの暗いダークな部分も兼ね備えるわけです。
聴いたらすぐ「Future Houseだ!」ってわかるくらい、ドロップ部分のシンセとドラムの音が特徴的です。
まったく新しいハウスミュージックとして、EDMのサブジャンルの位置を現在獲得しつつあります。

Future Houseシーンで有名なアーティストは以下の通りです。

Future Houseの代表的アーティスト
Oliver Heldens
Tchami
Don Diablo

はじまりは、Soundcloud上でTchamiがダグ付けしたことから

Future Houseを日本語にすると、”未来のハウス・ミュージック”。
ハウス・ミュージックの中の未来系を意味する名前ですよね。

この名前が産声をあげたのは、ほんのささいなことがきっかけでした。
Future Houseの代表格として先ほど名前を挙げたフランスのEDMアーティストのTchami (チャミ)が、新曲をSoundcloudにアップロードする際に、「Future House」とダグ付けしました。
本人はジョークのつもりでやったこととインタビューで話していますが、世間は過剰に反応してしまったようです。笑

ソース: STORYROADS.com

Soundcloudというのは、全世界の音楽が集まるSNSで、膨大な数の音楽を聴くことができます。
アーティストはここに音楽をアップロードし、発表するわけです。

現在はアメリカのビッグクラブを始め多くのクラブでかかっている

Future Houseの人気ぶりはとどまることを知りません。
現在、LAのクラブではFuture Houseが多くかかると現地の知人から聴きました。

日本では何でもかかるオールミックスのパーティーが一番多いかと思います。
しかし海外では、EDM専門のイベントや、HIPHOP専門のイベントが多いです。

俗に四つ打ちと言われるEDM全般のイベントでは、メインタイム前にはジャンルでいうとHOUSEがかかることが定番です。
盛り上がる音楽はメインタイムにとっておいて、その前はウォームアップとして体を揺らしたくなるような音楽がかかるんですね。

メインタイム前のウォームアップ用に、Future Houseが使われるケースが主流となっているようです。
たしかに、すぐにでも派手なElectro Houseに持っていけるし、DJ目線からしたら便利な音楽ジャンルです。
もちろんクラブのようなアンダーグラウンドの場所では、メインタイムにかかることもしばしば。

Future Houseのおしゃれさと、あとは派手すぎないところが心地よさの印象を人々に与えるところなのだと思います。
ハンズアップやジャンプをして盛り上がるだけがクラブではありません。
音楽を聴いて体を揺らしおしゃれに踊ることもクラブの醍醐味です。
Houseのような音楽があるからこそ、全世界で老若男女がクラブで楽しめるのでしょう。

Future Houseは世界のEDMフェスの中心になりうるか?

ここでひとつ、みなさんにある問いを投げかけたいと思います。
テーマは、「Future Houseは世界のEDMフェスの中心になりうるか?」です。

音楽のブームの歴史をたどる

音楽のブームの歴史をたどると、あるおもしろい法則があることに気づきます。
新しいジャンルの派手な音楽がドカンと流行ると、その後そこから派生したサブジャンルがゆるやかに流行り、そしてまた新たなジャンルの音楽がドカンと流行る。
このように音楽のブームには一定の周期があるんです。

これをEDMに当てはめてみると、「Big RoomElectro Houseのような派手な音楽がドカンと流行り、現在そこから派生したサブジャンルのFuture Houseが流行ってきているところ」といったところでしょうか。

日本の場合は海外より少し遅れているので、まだFuture Houseの知名度も高くないです。
耳の早い人以外、むしろ知らない人が大半かと思います。
知らなかった方はこれを機にFuture Houseに触れてみるといいかもしれません。

EDMの時代はじきに終わる、、、では次はなにがくる?

EDMの時代はじきに終わる、、、などと一部でうわさされているのを聞いたことがある方いると思います。
ドカンと盛り上がるブームというのは、始まりもあれば終わりもあるものです。
もちろん、EDM自体がなくなるわけではありません。ブームが過ぎるというお話です。

ダンス・ミュージックファンの一部では、EDMの次は何がくる?という談義が盛んに行われています。
フェスのメインでかかるような音楽ももしかしたら今と変わるかもしれません。

フェスの中心にいるElectro Houseの要素に、Deep House要素を融合させたのがこの新しいジャンル。
“これからくるジャンル=Future House”として認識され始めているFuture Houseですが、果たしてフェスのメインステージでかかるような音楽になりうるのでしょうか?

DJ HACKs的予想

Future Houseがフェスのメインステージでかかるような音楽になるか?という問いに対して、DJ HACKsとしての見解を示しておきましょう。

仮説から先に言いますと、「Future Houseはあくまでサブジャンルにとどまる。」です。

なぜかと言いますと、Future Houseには現在フェスのメインでかかるBig Room系のElectro Houseほどの派手さがないからです。

フェスのメインステージというのは、一番盛り上がる花形的な空間として捉えて異論はないでしょう。
そこにふさわしい音楽は、派手であり盛り上がることが前提条件となります。

フェスにはステージが複数あり、さまざまなジャンルの音楽が聴けることが醍醐味ですよね。
そのサブステージの花形としてFuture Houseは今後生き続けると予想します。

もちろん、フェスのメインステージでもかかることはあると思います。
オープンアップの時間にかかったり、また休憩的なアクセントとして1,2曲かかったりすることも不思議ではありません。
いくらメインステージといえど、ずっと盛り上がり続けていると疲れてしまうし、休憩を挟むことが長時間たのしむための秘訣ですから。
ただ、メインステージのメインタイムにFuture Houseがかかり続けるということは考えにくいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
Future Houseは現在世界的に流行っているジャンルであり、2014年のトレンドとして注目されました。
2015年もこのジャンルの音楽を世界で、また日本で聴く機会も増えると思います。

うるさく鳴り続ける派手なEDMに飽きてしまった方は、こういうオシャレで逃げ道的なジャンルに走ってみるのもいいかもしれませんね。

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DJ SHOTA
“DJとお客さんの架け橋になる” そんな思いを込めてスタートしたDJ HACKsがいつの間にか月間60万PVを達成。Googleでの「EDM」検索順位1位と絶大な支持を集めるようになっていった。 そしてDJ HACKsの成長と共にDJ SHOTAは2015年夏、DJ歴2年という異例のスピードで世界でも最大規模の野外フェス「electric Zoo Beach Tokyo」へ出演を果たす。 さらに2015年リリースしたEDM BEST MIXはiTunesチャート2位を記録するなど勢いを見せた。 2016年1月にはメイドインジャパンの国内最大EDMフェスティバル「electrox」にて若手ながら単独でオープニングアクトに大抜擢され一躍注目を集めた。 DJ HACKsでのあらゆる音楽を追求する姿勢はプレイスタイルにもダイレクトに反映され、まさに架け橋の如く様々なジャンルの”GOOD MUSIC”を繋いでいく。そのオープンフォーマットなスタイルを武器に多様なお客さんを踊らせ続け現場での支持率も急上昇中である。 DJとして音楽をプレイし、ライターとして音楽の良さを伝える、まさに次世代型ともいえるクロスオーバーはすべてにおいて新しく、未知なる可能性を秘めたDJ SHOTAの活躍に今後目が離せない。
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