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2014.12.15(Mon) DJ SHOTA DJ初心者入門講座

DJを始める前に絶対に知っておきたい4種類のDJスタイル

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DJ入門講座の第1回目です。
今回は、DJの種類についてご紹介します。

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DJの種類

DJといっても、いろいろなタイプのDJがいます。
まず最初に定義しておきたいのは、「DJとは、レコードなどの録音媒体を使い、音楽を掛ける人である。」ということです。
ラジオの司会者を務めるラジオパーソナリティの方も”ラジオDJ”と言われるため、それと区別するためです。

さて、現在日本にどのくらいの数のDJがいるか、みなさんは想像できますでしょうか?
クラブでDJをしている方から、おうちで趣味でDJをしている方までいるため、正確なDJ人口は測定できません。
参考として、日本最大級のレコードプール「DJCITY JAPAN」の方のお話によると、日本にDJは1万人程度いると想定しているとのことです。

これから始める方にとっては、自分がどのようなDJになりたいかを考え、その種類を知っておく必要があります。

クラブDJ

クラブDJは、クラブでDJをする人のことです。
特徴としては、お客さんを目の前にしてDJするということです。
現場DJ“とも呼ばれたりしますね。

あくまで、お客さんあってのDJ

クラブでは、お客さんが主役なわけです。
お客さんの目的は人それぞれちがうため、フェスDJのように自分の好きな音楽だけかけることが求められているわけではありません。
場合によってはかけづらい曲・かけたくない曲でも、お客さんを盛り上げるため、楽しませるためにはかけなければならない。
もちろん選曲面だけでなく、盛り上がりを煽るため手を挙げるなどのパフォーマンスも重要な要素のうちのひとつです。
クラブでDJをやる以上、あくまでお客さんあってのDJなのです。

全体の流れを考慮した上で、自分の役割をいかに把握できるか

自分の担当する時間の役割を考えることも求められます。
パーティーの全体の流れを考えた上で、自分のDJする時間がどのような意味合いをもつ時間なのか、しっかり考えてできるDJが好まれます。
そして、前後のDJのことを考えてうまく振る舞えることも必要条件です。
たとえば早い時間から盛り上がるアゲアゲのヒット曲を流したり、前のDJのつくり込んできた空気を壊すようなプレイをしたりするのは、NGです。

DJは暗黙の了解が多く、経験していくうちに肌で感じることが多いかもしれません。
お客さんにとってはDJがそこまで考え抜いて選曲していることはあまり知られていませんが、考えてそれを忠実に実行しているDJほど、イベントのオーガナイザーや他のDJに好まれるものです。

クラブDJの特徴
・臨機応変に幅広く選曲ができ、時にはパフォーマンスもするプロのDJ
・パーティー全体の流れを把握し、自分のDJ時間における求められていることを考える
・お客さんあってのDJ

パーティーDJ

いろいろな各種パーティーでDJをする人のことです。
クラブDJと共通する部分としては、お客さんの前でDJをするということです。
逆にクラブDJとのちがいは、クラブの通常営業以外でのパーティーでDJするということです。

選曲の自由度が高い

パーティーといっても、いろいろな種類がありますよね。
クラブを貸し切ったパーティー、結婚式の2次会など飲食店を貸し切ったパーティーなどなど。
そのようなパーティーは身内の間で行われることが多いので、選曲としての強い縛りはない場合が多いです。
DJはパーティーの主催者の指示に従いさえすれば自由にDJできるのです。

そういう意味では、一定水準以上の音楽のレベルを保った外部向けのイベントを開催するクラブ営業でのDJよりも自由度は高いといえるでしょう。

DJ初心者でも挑戦しやすい

クラブ営業でDJをするというのは、お客さんがエントランスでお金を払って音楽を聴きに来ているイベントでDJをするということです。
つまり、お金を払っているお客さんを楽しませる責任がDJにはあるのです。
そういう意味で、クラブ営業で回しているDJは”プロのDJ”と言うことができるでしょう。
大勢のお客さんを相手にDJをするわけですから、もしミスでもしたらその責任は大きく問われるでしょう。
よって、ある程度技術がある、信頼があるDJにならなければ、回すことは許されません。

初心者の方におすすめなのは、友達のパーティーに出させてもらう、または自分でパーティーを開くという手段です。
DJをはじめたばかりの頃は、ミスもするし、臨機応変に対応できる力がまだないもの。
ミスも許され、初心者のDJをちゃんと聴いてくれるパーティーでDJ経験を積むことはとても大事です。
DJを教えてくれた先生に、何かあったときのために側についていてもらうのもいいでしょう。

パーティーDJの特徴
・選曲の自由度が高いため、のびのびとDJができる
・多少のミスはご愛嬌の環境
・DJ経験を積みたい初心者の方におすすめ

おうちDJ

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DJ機材を一式購入し、自宅でDJをしている人のことです。
クラブDJとパーティーDJとのちがいは、一人の世界でDJをやっていることです。
おうちDJでも、たまにクラブやパーティーなどの人前でDJをする機会がある人もいるでしょう。
DJしたのを録音し自分のミックスをつくって、Mixcloudにアップすることを楽しんでいるおうちDJもいます。
おたくDJとも言われることがあります。

趣味程度で簡単に始められる

DJ機材を一式揃えてしまいさえすれば、もうおうちDJといえるでしょう。
責任と背中合わせでDJをするよりも、自分の好きなようにやりたいという方が多いです。
あとは単純に音楽が好きで、趣味で楽器を弾く感覚のように、DJを通して音楽と触れる習慣をつくりたいという人もいるでしょう。

クラブやパーティーでDJをするのは、クラブ関係者やパーティー主催者のコネがいりますが、そのようなものがなくてもできるのがおうちDJです。
また人前でのパフォーマンスもいらないため、社交性に自信がない方でも大丈夫。
最初はおうちDJで始めて、徐々にコネができてきたら人前でDJをする方向に進むという人も多いです。

おうちDJをバカにしてはいけない

DJ人口の中で一番多くの部分を占めているのが必然的におうちDJになるでしょう。
買い揃えたらもうDJということは、全然やり方がわからない人もいるんじゃないの?と思ってもおかしくありません。

おうちDJの中でもいろいろなタイプがいます。
本当に趣味程度で好きな時に自分の好きなように曲をつないでいる自己流の人もいれば、多くの人の前では普段披露しないものの、技術をめちゃくちゃ極めているおうちDJも中にはいます。
クラブDJやパーティーDJより技術のあるおうちDJなんて、いっぱいいることでしょう。
ただ、多くの人前でやっていないだけなのです。

おうちDJの特徴
・DJをする環境は多くの人前ではなく、一人の世界
・機材を揃えさえすれば、簡単に始められる
・おうちDJの中にも、技術を極めている人もいる

フェスDJ・トラックメーカー

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出典:Twitter

DJといったらまずAviciiHardwellなど、EDMシーンで有名な世界のDJを思い浮かべる人が多いかと思います。

彼らはDJ・プロデューサーとよく表記されていますが、実際は曲をつくるトラックメーカーであることがほとんどです。
曲をつくり、その曲が売れると、一躍世界で有名になってフェスやクラブに呼ばれてDJをする、という流れです。

ただ、フェスDJ=トラックメーカーといったら語弊があります。なぜなら、クラブDJ出身のフェスDJなどもいるからです。
一つ言えるのは、世界で有名なEDMのDJはみな共通して、曲をつくるところから始めています。

まずは曲をつくることから

今DJを始める人の中には、海外のEDMアーティストへの憧れがきっかけとなった人が多いでしょう。
昨今のEDMブームの渦中においては、DJといったら世界規模のフェスでDJをしている人だと多くの人は思いがちです。

ただDJのスキルを磨けばあのようなDJになれるかといったら、実はそうではありません。
AviciiやHardwellを代表するEDMのDJは一貫して、自分の曲をつくり、世界中でヒットさせていますよね。
だからこそ大舞台に立つことができるのです。

スクラッチなどいくらDJのスキルがあっても、自分の曲を持っていないと彼らみたいになるのは難しいでしょう。
曲をつくって売れさえすれば、クラブDJよりも有名になって、売れる道筋も近いと思います。

彼らに憧れてDJになりたいという人は、まず最初にDJ機材よりも、曲制作の機材を買い揃えましょう。

いい曲をつくれさえすれば、DJの腕は関係なし

世界規模の大型フェスに出演するDJというのは、有名人である以上に、アイドルのような存在です。
彼らの名前が、チケットを完売させる、ボトルを空けさせる、くらいでないと大人数を動員する大型フェスは成り立たないわけです。

アイドルは特に歌がうまくなくても、曲がよくてキャラクターがよければファンもつくし売れますよね。
それと一緒で、前提としていい曲を制作し、パフォーマンスで盛り上げられれば、DJの腕はあまり関係ありません。
実際、みなさんのよく知っているEDMの有名DJの中にも、スキルが全然ないアーティストもいます。

フェスに出演するDJが求められるのは、自分の曲を披露し、自分の好きなように音楽性を発揮すること。
専門は曲をつくることですので、細かい技術の優先順位は低いということになります。

フェスDJ、トラックメーカーの特徴
・専門は、曲を制作すること
・トラックメーカーを経て、フェスDJに
・ヒット曲をつくり人気さえ出れば、DJのスキルは関係なし
まとめ

ここまでDJの種類をざっと4つご紹介しました。
さらに細かい話をすると、クラブDJの中にもレジデントDJやゲストDJがいるし、さらにはバトルDJと呼ばれる人たちもいます。
DJ初心者入門編としては、上で紹介した4つをだいたい頭に入れておいてもらえるといいでしょう。

余談ですが、日本のDJと海外のDJのちがいを軽くしたいと思います。
このテーマで議論すればいろいろ意見が出てくるはずですが、ここではその中のひとつを示唆しておきたいと思います。

海外のクラブDJの間では、自分の曲を持ってないとDJとはいえないという暗黙の了解があるという話があります。
自分の曲といっても、一からつくる曲だけでなく、原曲を少しアレンジしたエディット曲も含みます。

DJは基本的に、人がつくった曲を探し集めて、代わりに人前でかけるミュージックセレクターのような役割があります。
もちろん、ただそれだけではDJの裁量が多いとは言えないですよね。
個性を出すために、自分で曲をいじる、またはつくってかけてこそ、本物のDJだと海外ではいうのです。

最近はEDMブームによって、日本でも一発を狙って曲をつくり始めるDJも多いです。
曲をつくることができるDJと、つくることができないDJの差は相当大きなものです。

DJ HACKsでは今後、DJのやり方も中心に解説していきます。
しかし、海外の有名フェスDJに憧れてDJをやりたいという方は、曲をつくる方にも注目してみるといいでしょう。

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WRITER
DJ SHOTA
“DJとお客さんの架け橋になる” そんな思いを込めてスタートしたDJ HACKsがいつの間にか月間60万PVを達成。Googleでの「EDM」検索順位1位と絶大な支持を集めるようになっていった。 そしてDJ HACKsの成長と共にDJ SHOTAは2015年夏、DJ歴2年という異例のスピードで世界でも最大規模の野外フェス「electric Zoo Beach Tokyo」へ出演を果たす。 さらに2015年リリースしたEDM BEST MIXはiTunesチャート2位を記録するなど勢いを見せた。 2016年1月にはメイドインジャパンの国内最大EDMフェスティバル「electrox」にて若手ながら単独でオープニングアクトに大抜擢され一躍注目を集めた。 DJ HACKsでのあらゆる音楽を追求する姿勢はプレイスタイルにもダイレクトに反映され、まさに架け橋の如く様々なジャンルの”GOOD MUSIC”を繋いでいく。そのオープンフォーマットなスタイルを武器に多様なお客さんを踊らせ続け現場での支持率も急上昇中である。 DJとして音楽をプレイし、ライターとして音楽の良さを伝える、まさに次世代型ともいえるクロスオーバーはすべてにおいて新しく、未知なる可能性を秘めたDJ SHOTAの活躍に今後目が離せない。
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