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2014.12.17(Wed) DJ SHOTA ニュース

DJ業界に大手IT企業、GMOが参入宣言!日本発、新たなEDM時代の幕開けか

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大手IT・通信企業のGMOインターネットグループが、カルチャー支援を目的とする新会社「GMOカルチャーインキュベーション株式会社」を11月11日に設立しました。

GMOCulture Incubation

出典:http://gmo-ci.com/

2014年12月15日プレスリリース第1弾として発表されたのは、”DJカルチャーへの支援活動“。
日本発、世界No.1を目指すEDMアーティスト支援“をうたっています。

今回は、日本の都内で活動するDJのひとりとして、日本のダンスミュージックシーンをよくしたいと思っているDJ HACKsのライターとして、DJ業界にとってビッグすぎるニュースを解説したいと思います。

GMOってそもそも、どんな会社なの?

GMOインターネット株式会社は、国内大手のIT企業です。
事業内容は、インターネットインフラ、インターネット広告、インターネット証券、モバイルエンターテイメントなどなど多岐に渡ります。
有名なサービスに、「◯◯.com」というようにドメイン名を取るときに使う「お名前.com」や、FX取引高世界1位でありCMでおなじみの「GMOクリック証券」などがあります。

簡単に言ってしまえば、ITと通信の分野においていろいろなサービスをやってる大きいグループ会社で、渋谷のセルリアンタワーに本社を構えるほどのイケイケ大企業なわけです。
ITの分野で世界No.1を目指す日本の大企業が、カルチャー支援の会社を新しくつくり、DJで世界No.1を目指す日本のアーティストを応援します!ということでした。
これがとても革新的な試みなのです。

GMOカルチャーインキュベーションって何するの?

GMO1

出典:GMOカルチャーインキュベーション

音楽、芸術、映像、クリエイティヴデザイン、食 etc・・・
人々の笑顔と感動を創出すべく各分野でナンバー1となるアーティストの原石を発掘し育成するインフラとなり、新たな文化創造という名のincubation(孵化)を推進すべく活動を開始しました。
引用:GMOカルチャーインキュベーション

なるほど、日本のさまざまな文化活動がある中で、世界一になりうる才能を発掘して後押し役となり、世界に通ずるアーティストを日本からどんどん輩出していこうってことですね。

アーティストたる者、どの分野であっても自分の感性や創造性を表現することが一番大事です。
そこに関して口出しして育てるというよりは、後押しする役となってより彼らを大切にすることで、その才能が伸びていくのを促す、さらには活躍するフィールドを用意してあげる、ということなのでしょう。

潤沢な資金と広大なネットワークを持つ企業がバックにつく、というのはアーティストが生きる上で格好の土壌となるはずです。

世界人口70億人、日本国内人口1.3億人。
限りないポテンシャルを持ったアーティストの卵がこの世界にはまだまだ存在しています。
引用:GMOカルチャーインキュベーション

世界で通用する才能を持ちながら、それを伸ばすだけのいい環境が整っていなかったり、または周りに注目されなかったり。
世界1になるべくしてなれないような、”アーティストの卵”をどんどん孵化していけるプラットフォームになることに期待が寄せられますね。

DJカルチャー支援に抜擢された、日本人DJ世界チャンピオン

さて、DJカルチャー支援ということですが、じゃあ具体的に何するの?って話ですよね。

DJとして最初にGMOカルチャーインキュベーションに声がかかったのは、日本DJ界期待の星、DJ SHINTAROさんです。

djshintaro

出典:GMOカルチャーインキュベーション

DJ SHINTAROさんのわかりやすいプロフィール
・Red Bull Thre3 Style 2013 世界チャンピオン (←アジア人発の快挙!)
・日本のDJ業界の中でも、若くして一目置かれるほどの存在 (日本No.1の呼び声も!)
・異次元レベルのスクラッチをはじめとしてスキルがずば抜けている
 (DJ目線で見ても、何をどうやってやっているのかわからないほど異次元)
・ULTRA JAPAN 2014出演 (世界のDJが回していたメインステージでDJを披露!)
DJ SHINTARO OFFICIAL WEBSITE

プロフィールを読んでいただいた上で、この動画をごらんください。

<プロモーション動画>

<Red Bull Thre3 Style 2013 決勝 in USA>

これでGMOのDJカルチャー支援にふさわしい、日本を代表するDJさんだということがすぐおわかりになったはずです。

個人的な話にはなりますが、私DJ SHOTAがDJデビューしたとき、私の次に回したのがSHINTAROさんで、そのとき初めて知りました。
すぐに彼のプレイを見て思いました。DJってみんなこんなにやばい人ばかりなのか、、、とDJ初心者の私は静かに絶望したのを覚えています。笑
その後もRed BullのDJ大会や、SHINTAROさんがDJするいろいろなところに遊びに行かせていただきましたが、もう本当にプレイがキレッキレすぎてやばいです。
一緒にバスケをさせてもらったことがあるのですが、人としてもすごくいい方です。そしてめちゃめちゃイケメンです。
というのが私のSHINTAROさんに対する印象です、、、余談でした。笑

日本発、新たなEDM時代の幕開けか


By:Don Miller

大手のIT企業が音楽業界に参入してくること自体、もう話題性バッチシですよね。
特に音楽業界の中でも、DJカルチャーを応援するということが一番注目したいポイントです

DJ HACKsもDJカルチャーを大きくするというミッションを持っているため、このニュースは率直に言うととてもうれしかったです。
なかなか注目されずらかった”アンダーグラウンド的”なDJカルチャーに、日本の大企業様が目をつけるなんて、、、

これがどのようなことを意味するか、みなさんは想像つくでしょうか?

まずは、GMOカルチャーインキュベーションのプレスリリース抜粋をごらんください。

【カルチャー支援活動開始の背景】
 消費スタイルが「モノ」から「コト」へとシフトする中、音楽に対するユーザーの楽しみ方も、「聴くもの」から「楽しむもの」へのシフトがおこっています。具体的には、CD・ダウンロード販売・サブスクリプション型(定額制)ストリーミングといったコンテンツとしての音楽から、フェス・クラブといったイベント参加型の音楽へのシフトです。
 このような中、欧米を中心にブームとなっているのがEDM(Electronic Dance Music)です。EDMのフェスは、DJというパーソナルな存在が、数万人規模のオーディエンスを相手に孤軍奮闘してパフォーマンスを披露するエンターテイメント性の高さが特徴で、欧米では、社会現象といえるまでになってきています。
 コンテンツとしての音楽市場が前年比3.9%減の約1兆5,600億円(IFPI(国際レコード産業連盟)調べ)と停滞する一方、フェス・クラブ市場は4,000億円超(「IMS Business Report 2014」調べ)と拡大しています。同市場の拡大に伴い、スターDJが台頭し、その存在感が増しています。(以下略)
引用:GMO

これは、日本発の新たなEDMフェス時代の幕開けを示唆するアナウンスと受け取れるでしょう!

世界の有名DJたちがオランダ出身ばかりなのはなぜ?

Hardwell、Tiesto、Armin van Buuren、Nicky Romero、Martin Garrix…

今あげた世界のトップEDMアーティストたちは、みんなオランダ人です。
EDMにくわしい方はすでにお気づきでしょうが、オランダ出身の有名EDMアーティストって大勢いるんです。

Q. なぜオランダ出身のEDMアーティストが多いのか?
A. オランダ政府・民間企業が音楽産業(特にEDM)を支援しているから。

世界人口70億人という中で、小さいオランダという国にEDMの才能が偏っているわけではありません。
オランダは他の国より、その才能を発掘して育成する優秀な基盤が整っているのです。

簡単に言うと、若い時からどんどん上にのし上げるために、曲制作の支援やブッキングの援助など、裏方としてのDJのマネジメントがしっかりとしているんです。

国を挙げてDJカルチャーの支援を行っているため、オランダからはどんどんみなさんのよくご存知のEDMヒット曲が輸出されていますよね。
これが、オランダの音楽大国と言われるゆえんなのです。

まとめ

オランダの例をとって軽く説明させていただきました。
大企業がDJカルチャーを支援する意味合いがどれほど大きいものか、EDMファンのみなさんには刺さるほどおわかりいただけたと思います。
こんな回りくどい言い方をあえてしていますが、これからワクワクしてきませんか?

きっかけは、EDMブームに乗って日本に大型EDMフェスをもたらしてくれたこと。
EDMフェス実現のために、汗かいて一躍買ってくれたフェス主催者のことを忘れてはいけません。
そして、日々お客さんを楽しませようとして頑張っている全国のクラブもそうですよね。

ダンスミュージックシーンのことを考え、力を合わせて多くの人たちが頑張った結果がこの市場全体を底上げし、企業に目をつけられるまでになりました。

やっと日本の民間企業にも、DJマネジメントの重要性に気づいてもらえたか、、、とホッとしてます。
世界ではアーティストを輩出すれば、その分の利益が見込める流れがあります。

日本では、先日衆議院解散が決まり、風営法改正案が廃案・先送りとなってしまう悲しいニュースがありました。
あとは、、、政府ももっと寛容になってくれたらと願うばかりです。

とにかくこれから、DJカルチャーを支援するGMOカルチャーインキュベーションを、DJ HACKsは全力で応援したいと思います!!

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DJ SHOTA
“DJとお客さんの架け橋になる” そんな思いを込めてスタートしたDJ HACKsがいつの間にか月間60万PVを達成。Googleでの「EDM」検索順位1位と絶大な支持を集めるようになっていった。 そしてDJ HACKsの成長と共にDJ SHOTAは2015年夏、DJ歴2年という異例のスピードで世界でも最大規模の野外フェス「electric Zoo Beach Tokyo」へ出演を果たす。 さらに2015年リリースしたEDM BEST MIXはiTunesチャート2位を記録するなど勢いを見せた。 2016年1月にはメイドインジャパンの国内最大EDMフェスティバル「electrox」にて若手ながら単独でオープニングアクトに大抜擢され一躍注目を集めた。 DJ HACKsでのあらゆる音楽を追求する姿勢はプレイスタイルにもダイレクトに反映され、まさに架け橋の如く様々なジャンルの”GOOD MUSIC”を繋いでいく。そのオープンフォーマットなスタイルを武器に多様なお客さんを踊らせ続け現場での支持率も急上昇中である。 DJとして音楽をプレイし、ライターとして音楽の良さを伝える、まさに次世代型ともいえるクロスオーバーはすべてにおいて新しく、未知なる可能性を秘めたDJ SHOTAの活躍に今後目が離せない。
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