まるでキーパッドで演奏?!トリッキーなDJプレイ「TONE PLAY (トーン・プレイ) 」とは?

Blog by DJ HACKS

2014.07.26

trentino-int
DJ HACKsをごらんのみなさん、こんにちわ!DJ SHOTAです。
今回は、世界のトップDJのトリッキーなプレイの中で、みなさんにぜひ知ってほしい今流行のDJプレイ
TONE PLAY (トーン・プレイ) 」についてご紹介したいと思います。

TONE PLAYとは?

Scratch Liveが普及した現在、以前よりもDJプレイの幅は抜群に広がり、高度でトリッキーなプレイが多く生まれました。
その中で、Red Bullが主催するThre3 StyleというDJのテクニックを披露する世界大会を筆頭に、
最近世界中で流行っているのが、「TONE PLAY」という技です。
世界中の多くのPCDJが使っているSeratoシリーズのDJソフト「Scratch Live」では、
1曲につき1から5の5つまでCUE (キュー) という印のようなものをつけることができます。
お使いでない方はご存知ないかと思うので簡単に説明すると、曲に印をつけることで、PCのキーボードの番号を押すと、その場所から曲をスタートすることができます。
これによって、曲が流れてるときにその曲についてるCUEを押してショートカットできたり、また次に入れたい曲の頭出しにCUEをつけておけば、次の曲が入れやすかったりというメリットがあります。
そのCUEをうまく利用するのが、このTONE PLAYです。
イメージは、曲中のキーのちがう音にCUEをいくつかつけて、そのいくつかの音を使って、
次の曲のメロディラインをピアノのように演奏する、といった感じです。

百聞は一見にしかず

言葉で説明されてもわかりにくいと思うので、手っ取り早く動画を見てみてください。

Red Bull Thre3 Styleにも出場しているアメリカの有名DJ Trentino (トレンティーノ) のTONE PLAYです。
おわかりいただけましたでしょうか?すごいでしょう?
彼はうますぎてまた次元がちがうDJですが、このような感じでキーパッドを叩いてメロディをその場でつくります。

TONE PLAY Videos

DJCITY JAPANさんから動画を引用させていただき、実際のヤバいトーン・プレイを見てみましょう!
Four Color Zack

Michael Basic

Trayze

やばすぎます。。。
Red Bull Thre3 Style 2013で世界チャンピオンになった日本のDJ SHINTAROさんも決勝戦のセットの中でトーン・プレイを使っています!

TONE PLAYのコツ

私個人はあまりTONE PLAYチャレンジしませんが、動画を見てこうかなーと研究してみました。笑
TONE PLAYは、前の曲から次の曲へ、BPM (曲の速さ) のちがう曲へとうつることもあります。
チャレンジするとわかるのですが、速い曲のCUEボタンを叩いて遅い曲にいく際、不都合が生じることがあると思います。
それを解消するためには、あらかじめ曲編集ソフトを使ってCUEをつけた音だけを切り取り、曲の最後に間隔を十分あけた上でつけておくと便利です。
そしてTONE PLAY中はキーパッドに集中するため、次の曲はすぐ始められるようにしておきます。
次の曲は最後のビートがなくなったところで再生状態にし、縦フェーダーは全開・クロスフェーダーは真ん中
CUEボタンひとつで曲が始まるようすぐ呼び起こせる状態にしておくのがいいでしょう。
そうして、TONE PLAYがおわったときに次の曲のCUEを押せば、スムーズに曲をうつすことができますよね。
次は、TONE PLAYにチャレンジする人のために、あったら便利な機材をご紹介します。
リンクも貼っておくので、見てみてくださいね。

TONE PLAYと相性のいい機材1: DICERとは?

特にScratch Live・ターンテーブルの組み合わせでDJする方にとって、あったら便利と言われているのが、novationが出している「DICER (ダイサー) 」です。
ターンテーブルの端につける用に形が設計されているので、ターンテーブルと併用して使いやすいです。
外付けタイプなのでUSBケーブルでパソコンとつなぎ、つなぐと自動的に電源が入ります。
わざわざパソコンの数字キーを押してCUEを呼び起こさなくても、手元でこのキーパッドを押してCUEを呼び起こすことができます。
このDICERは、ジャグリングという技の時にも使い勝手がいいので、現場で使用しているDJもいます。
DICERは5つのキーパッドが”くの字型“に並んでいるので、押し間違いも少なく、パソコンに向かわなくてもいいので便利です。
実際にTONE PLAYができる有名なDJは、みんなこのDICERを使っています。
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TONE PLAYと相性のいい機材2: DDJ-SP1

SeratoシリーズのScratch Liveに新しいバージョン「Serato DJ」が誕生し、だんだんと浸透してきました。
Scratch Liveが蛍光緑の文字なのに対し、Serato DJは蛍光水色の文字になっています。
このSerato DJの最大の特徴のひとつとして、CUEが8つまでつけられるという機能があります。
みなさんもおわかりの通り、パソコンの数字キーは1から0までの10こしかないので、今までのScratch Liveでは1つの曲あたり5つのCUEボタンをつけることができました。
片方5こずつで、両側あわせてちょうど10こですよね。
Serato DJができたことを受けて、Pioneerが新たに開発した製品「DDJ-SP1」がすごいんです。
DICERと同じく外付けタイプで、写真の通り、片方ずつ8つのキーパッドがついています。
持ち運びも便利なので、現場で使用しているDJは増えてきました。
このDDJ-SP1を使えば、8つのCUEを操ることができます。
8つの音を使ってTONE PLAYを行うのはかなりレベルの高い技だとは思いますが、可能性はかなり広がるでしょう。
DICERと同じく、押し間違いも少なくなると思います。
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まとめ

TONE PLAY、いかがでしたでしょうか。
日本の現場でもたまにやっているDJを見かけますが、高度な技を披露してくれたお礼に歓声と拍手を送りたくなってしまいます!
お客さんは手元が見えないケースが多いので、TONE PLAYの存在を知らない人にとっては聞き流してしまう人多いかと思います。
それはDJとしては、当たり前のように納得がいきません。笑
失敗するかもしれないというリスクを犯してまで、高度な技を披露しているのですから、お客さんにもぜひ何をやっているかぐらいはわかっておいてほしいものです。
すごいことをやっているのに、すごいことだとお客さんにわかられないことほど、DJとしてひとりよがりなことはないです。
トリッキーでうまいプレイは、一歩間違えれば自己満と言われてもおかしくないですから。
DJならわかると思いますが、TONE PLAYは神経使うのでかなりむずかしいんです。
TONE PLAYはまずその生み出したアイデアと、正確さが評価されます。
いきなり今流れている曲の音を使ってDJが遊びだしたら「TONE PLAYだ!」と叫んでみてください。
周りの人も何人か気づいている人いるはずなので、すごさを分かち合えると思いますよ。
日本でもトリッキーなプレイにチャレンジしているDJはいっぱいいます。
自分もうまいDJさんのプレイを聴いていろいろな発見をすることが多いです。
DJの世界は奥が深いので、みなさんにもっといろいろなプレイを知ってほしいと思い、
この記事を書いてみました。ぜひこれからもDJのプレイを細かく聴いてみてください!