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2015.05.14(Thu) DJ SHOTA コラボ企画

【スパチューコラボ企画第2弾】DJ SHOTAが語る、EDMブームの今だからこそ求められる”オールミックスパーティー”

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東京・渋谷T2で毎週火曜日に開催されている人気パーティー「SUPER TUESDAY」とのコラボ企画が誕生!
DJ HACKs × SUPER TUESDAY 第2弾

第2弾では、私DJ SHOTAが担当します。
スパチューとのコラボ企画だからこそ書ける、普段思っていることをみなさんにお伝えしたいと思います。

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スパチューとのコラボ企画・バックナンバー
▶︎ 【スパチューコラボ企画第1弾】DJ RYOHEYが語る、クラブDJプレイの極意とは?

DJ SHOTAにとってのスパチューとは?

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軽く自己紹介をしながら、ぼくが今DJとして生きることになった経緯についてお話したいと思います。
DJ HACKsをいつもごらんの皆さんはおなじみかもしれませんが、私はDJ SHOTA (ショウタ)です。
DJキャリアとしては、2年と5ヶ月 (2015年5月現在) になります。

イベサーのパーティーピーポーだった大学時代

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最初にさかのぼりますと、大学2年生のときに自分でイベントサークルを立ち上げ、六本木のクラブを貸し切って毎月パーティーしたり、お台場の海でクルージングパーティーをやったりして、パーティーにひたすら打ち込む学生生活を送っていました。
いわゆる”イベサーの代表”という普通の学生からしたら、ちょっといたい系の大学生でした。笑
成人式の二次会もぼくが船と交渉し、極寒の1月に新成人200人でクルージングをやったほどです。笑

ここまでだとチャラそうに聞こえますが、
「日本にパーティー文化を根付かせたい」
という当時は強い信念をもつ大学生で、パーティーに対するアツい思いを語って回る伝道師のようでした。笑

就活スタートと同時に、DJキャリアもスタート(笑)

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そんな中、イベサーで得たつながりから、21歳の誕生日にいきなりDJデビューをすることに。。
(元々DJに興味はまったくありませんでした。笑)

2015年、大学3年生の12月。なんと就職活動と同じタイミングでDJを始めることになったんです。
(今思えば破天荒な就活生です笑)

就職活動が無事終わり、立派な外資系企業に内定が決まったものの、DJ活動にどんどん夢中になっていった大学4年生の春。
卒業まであと2ヶ月、学生最後のテストにさしかかった2月の頭のできごとでした。

「渋谷のセンター街にT2という新しいお店が3月からできるんだけど、その火曜日のパーティー”SUPER TUESDAY”を一緒にやってみないか?」
そう誘っていただいたのがまさに、今の生活を送ることになったすべての始まりでした。

HOKUTOさん、皿師和太鼓さん、KENMAKIさん、BABY-Tさん、RYOHEYさん、そしてなぜか若手DJのぼく。
DJなら誰しもが憧れる大御所のDJさんしかいない豪華なラインナップの中に、無名の若手DJがご一緒させてもらえることに。

すぐさま新たなネクストステージにいけるんじゃないかと根拠のない自信がわいてきて、
今は就職してお堅い仕事をして稼ぐよりも、お金がなくても周りからどう思われても、今夢中になれるDJをもっとやりたい。」

と直感で思い、学生最後のテストを堂々と欠席。2単位を落として留年することにしました。
3月に内定を辞退させてもらうという身勝手なことをして、内定先の企業様には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

気づけば長い自己紹介になってますね。笑
ぼくにとってはこういう背景があるので、「SUPER TUESDAY (以下: スパチュー)」は何よりも思い入れの強い特別なイベントなんです。
スパチューがなかったら、ぼくは今DJを続けていませんし、このDJ HACKsというブログメディアもありません。笑

EDMブームはなぜ起こったのか?

世はまさに”EDM戦国時代”

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Electronic Dance Music (エレクトロニック・ダンス・ミュージック)、通称:EDMという言葉が生まれたのはいつだったでしょうか?
当初ジャンルとして生まれた「EDM」という言葉は、さらに意味合いが拡大していまやムーヴメント全体として呼ばれることの方が多くなりました。
EDM産業は巨大化し、アメリカを中心にEDMブームが巻き起こり、日本でもEDMが今流行っています。

クラブミュージックが好きな人は、とりあえずEDM好きって言っとけば間違いないみたいなところありますよね。笑

EDMはフェス音楽である!?

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DJ HACKs

EDMはフェス音楽だ」という言葉を聞いたことがある方、きっといらっしゃると思います。
EDMのひとつの特徴として、EDMは世界各地で開催される巨大EDMフェスと一緒に盛り上がってきたという流れがあります。

EDMのブームを起こす手段として、野外フェスがその役目を大きく買っていたのです。
ULTRAやTomorrowlandをはじめ、世界にはさまざまなEDMフェスがあり、その数もどんどん増えていってます。

たしかにEDMは盛り上がったりジャンプをしたりする用につくられているので、音楽としてはフェスにぴったり。
野外で、そして爆音で、大勢のオーディエンスの中で、ガンガンのEDMを聴いたら本当に震え上がるほどたのしいですよね!

EDMをつくっているアーティストが神格化され、そのアーティストのライブを見るために高額のチケットを買ったり、海外に飛んでたりする時代です。

このようにフェスとタッグを組むことで、EDMは大量のお金を生むことができる音楽になったわけです。
1日に国内外から2万人もの人が集まるフェス、よく想像してみてください。
これによる経済効果ってものすごいものがあると思いませんか?

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出典:DJ HACKs

2014年に世界のULTRAがここ日本でも初開催され、やっと本格的にEDMブームが到来しました。
日本だからこそ、周辺地域への迷惑がかかるという理由で苦情がきて音が小さくなることがあります。
ですが実際のところ、その近くのホテルもお店も経済効果の恩恵を受けているはずなんですよね。
もはやこのようにフェスに苦情をいうようなお堅い国は日本だけだと思います。

フェスに参加する人のマナーさえよければ、もっとよくなるのが日本のEDMフェス事情です。

EDMの巨大な波は、フェスからナイトクラブへ

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出典:Pixabay

EDM!EDM!EDM!
もはや「私EDMのために生きてます」という人もいるくらい。笑
中毒性の高いEDMにドハマりしている音楽ファンは多いでしょう。

だんだんナイトクラブの方でもEDMオンリーのイベントが増え始め、今ではどこのクラブでもEDMパーティーが開催されています。
「EDMのイベントですよー」と謳うと、「このイベントEDMらしいよ、楽しそうじゃない?」って思ったお客さんたちがたくさん集まってくるわけです。

元々ナイトクラブはアンダーグラウンドな特別な場所として確立していましたが、フェスのようなオーバーグラウンド場所でかかるEDMという音楽が入ってきました。
これで何が起こったかというと、フェスとクラブを同じように捉える人が増えたのです。

EDMフェスはいまや身近なものとなり、ネット上で、テレビで、または実際に足を運んで体感できるようになりました。
熱狂的な盛り上がり、フェス特有のDJのパフォーマンス、高度なVJや照明をはじめ、あの臨場感を刷り込まれた状態でナイトクラブに遊びにいく人が多くなったんです。

アンダーグラウンド (クラブ) が、オーバーグラウンド (フェス) にどんどん侵食され始めていっている構図が、今まさにここ日本では起こっています
フェスとクラブの境目があいまいになっている人っていったら、今日本にどれほどいるか数え切れないほどだと思います。

クラブで開催されるEDMイベントのDJもパフォーマンスが当たり前のように求められ、その空間を視覚で演出するVJもさらに求められるようになりました。

寿司ネタで考えてみよう!オールミックスパーティーの魅力はここにあり

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出典:ぐるなび

いきなり切り口を変えたお話をしましょう。

お寿司の写真ドーン!おいしそうですね。笑
なぜ寿司が出てきたのかこれからお話しします。

今一番流行っているEDMというジャンルを、大トロ、中トロ、サーモンだとしましょう。
TOP40、HIP HOPやR&B、レゲエやディスコはエビ、イカ、えんがわだとします。
(今現在のシーンを寿司に例えるならの話で、もちろんHIP HOPが大トロだった時代もありました。)

「EDMオンリーパーティー」=「マグロフェア」キャンペーン

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出典:blog.tabearuki.net

今はEDMで盛り上がるのが圧倒的な主流です。大トロは一番みんなが食べたいネタです。

ですが、寿司屋に行ったらまずえんがわを頼むというくらい、えんがわが大好きな人もいます。
HIP HOPが好きでHIP HOPのパーティーしか興味ないという音楽ファンも日本には多くいます。

夜ごはんを食べに寿司屋 (ナイトクラブ) に行ったとしましょう。
今日はマグロフェアをやっていて、なんと大間産のマグロ、◯◯産のマグロといろんな種類の新鮮なマグロが食べられます。
しかも寿司職人は、「マグロのことなら、俺に任せろ!」ばりの”マグロ一筋何十年”とか言いそうなプロ職人。

これが現在流行りのEDMオンリー・パーティーです。
EDMに特化したDJたちが、いろいろなEDMとHOUSEを皆さんにお届けします。
大トロ級の最高潮に盛り上がれるEDMもあれば、あまり知られていない部位のような隠れた名曲、そして赤身のようなクールダウンさせる曲。

マグロ一体の中で、勝負するわけです。
マグロ好きの方には本当に最高のキャンペーンですよね。

寿司好きはいろいろなネタを食べたいし、腕のいい寿司職人のお任せがいい!?

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出典:www.sakana-center.com

でも寿司屋に行ったらマグロばっかじゃなくて、いろんなネタを食べたい。
そんなお寿司好きも大勢いると思います。

寿司屋 (ナイトクラブ) に行き、いろいろなお寿司 (音楽) を楽しみたい。
まず最初は手始めに、エビでも食べようかなと。

これがクラブでいう、ピーク前のオープンアップの時間帯のことですね。
R&BやHIP HOP、POPSでクラブに遊びに来たぞーという雰囲気をまず味わいます。
そこまでアゲアゲになる必要もなく、耳に入ってくるくらいが心地いい時間です。
たまに好きな曲 (お気に入りのネタ) が流れてくると、ちょっとテンション上がるみたいな。笑

そしていろいろなネタを提示しながら、寿司職人 (DJ) はお客さんをだんだんとピークに持っていきます。
一番大トロがほしいぞってところで、最高に盛り上がれるEDMをかます!
その後もたたみかけるように、中トロ・サーモンを出していき、いい勢いに。

「ちょっとマグロばっかりになってきたなー他のネタにもいきたいな」とお客さんが思ってきたなと感じた寿司職人は、ここでえんがわをチョイス。
「ここでえんがわ来るとか、やっぱ大将さすがだわ!」と大のえんがわ好きがテンションマックスに!
そしてしばらく光物の鮮魚のお寿司をいただいて、、、光物が好きな人にとってはそれが大トロのようなものでしょう。

そろそろ職人も緩急つけるときだなと判断。すかさず大トロを再びドカーンと投入!
それまで光物の鮮魚に舌が慣れていたお客さんは、「大トロってこんなうまかったっけ!?」と再確認して感動。
マグロフェアで同じ物を食べた時よりも、不思議とおいしく感じるのはなんなんだ。。

そして、お客さんは気づくのです。
腕のいい大将のお任せにしていたから、こんなにお寿司で胸がはずんでいるのか」と。
ただ光物の鮮魚のネタを出すのではなく、アレンジにトッピングを加えるのが大将の腕。
お客さんの心を読んだ上で、一番いいタイミングでメインを大胆にふるまう。
これが腕利きのDJです。

結局、オールミックスパーティーのよさって?

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ナイトクラブにはいろいろなお客さんがいるため、好みもさまざま。

フェスのように、音楽だけを求めてやってくる人がすべてではないのが、逆におもしろいところ。
なのでEDMで盛り上がる人は盛り上がるでしょうが、派手なEDMが苦手な人ももちろんいるでしょう。

EDMからHIP HOPに変わったときには、EDMファンは少し落ち着いて、バー前で飲んでいたHIP HOP好きが騒ぎ出す。
そうやってお客さんの入れ替わりがありながら、一晩を通したパーティーをつくっていく。

そしていろいろな音楽を相手にするには、膨大な知識と経験、卓越したスキルも必要です。
音楽のかけ方にもこだわりや個性を出して、オンリーワンのパーティーをつくっていく。
これらがオールミックスパーティーのよさです。

いまや簡単にDJができ、誰もがDJを名乗れる時代です。
EDMのジャンルにおいては、他のDJとの差をつけにくくなっています。
だからこそ、ジャンルを横串にして広げてみて、舌の肥えたお客さんを楽しませられるような自分なりのオールミックスを披露することこそが、今DJに求められるものではないでしょうか?

渋谷T2で毎週火曜日に開催されている「SUPER TUESDAY」はまさにこれを体現化しています。
どのDJもセンスがピカイチでうますぎる。
そして新曲から往年の名曲まで、いろいろなGOOD MUSICを聴くことができる。
こんなパーティーはこの時代特に貴重で、確実に生存し続けなければならないタイプのパーティーなんです。

まとめ: あなたはどういうお寿司屋さん (パーティー) が好きですか?

EDMもHIP HOPも、それぞれによさがある!

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ここまでお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか?

EDMブームの渦中にこそ、オールミックスパーティーの価値は高騰すると思っています。
もちろん、EDMのイベントを否定するつもりは毛頭ありません。

EDMオンリーとオールミックス。
どちらがいいという次元の話ではなく、どちらも同じくらい素晴らしいという結論です。
またフェスはフェス、クラブはクラブ、それぞれのよさがあります。
これに関しても、どちらも素晴らしいという意見です。

せっかくダンスミュージックが好きな皆さんには、ぜひフェスでもクラブでもいろいろな楽しみ方をしてもらいたいというのが、ぼくの願いです。

今の若い方だったら、EDMからクラブミュージックが好きになったという方多いでしょう。
そこからどうやって自分の音楽ライフを伸ばしていくかというところが大事で、他のジャンルの音楽も積極的に聴いてみてほしいです。
それで音楽の世界に深く入り込めるようになったら、さらに人生が豊かになっているはずです。
音楽とともに生きる人生ほど、幸せなものはないと思っています。それは音楽を仕事にしていても、していなくても。

ちなみに、ぼくはEDMが好きです。
なぜ好きかというと、EDMはいろいろな顔を持っていて、気分にあわせて楽しめるからです。
もちろん他の音楽も同じくらい好きで、この世にはGOOD MUSICが多すぎて人生がたのしいです!

DJ SHOTAのおすすめ曲紹介

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スパチューコラボ企画のひとつのコンテンツである、おすすめ曲コーナーをここにねじ込みたいと思います。

Where Are Ü Now / JACK Ü feat. Justin Bieber

もう耳の早い方はご存知でしょう!
スクリレックスとディプロのプロジェクトに、ジャスティン・ビーバーがコラボした珠玉の1曲。
DJの間でも、この曲がかかるとみんな上がる感じになってます!笑
先日街中でも耳にしてびっくりしました。流行りの名曲です。

Make Me Feel Better (Don Diablo & CID Remix) / Alex Adair

この曲を始めて聴くという方もいらっしゃるかと思います。
1月にエレクトロックスで来日したドン・ディアブロ先生のメロディックなフューチャー・ハウス。
これこそダンスミュージックの名曲なんじゃないかなと思ってます。

S.T.O.P / David Guetta feat. Ryan Tedder

デヴィッド・ゲッタの最新アルバム『Listen』を買った人しか知らないはず!?
隠れた名曲がここにあり!
EDMの中でも哀愁系のきれいなやつが好きな方へおすすめ。最高の1曲です。
この曲のヴォーカルのライアン・テダー、実はOneRepublicのメインヴォーカルです。

ここまで長々と読んでいただいた皆さま、ありがとうございました。
DJ HACKsを代表して、日頃愛読していただいている皆さんに感謝します。

次回予告: 5/28(木) by DJ BABY-T

さて、次回のスパチューコラボ企画は!(笑)
▶︎ 5月28日(木)19:00公開予定。

第3弾のゲストには、DJ BABY-Tさんが登場します。
フェスにクラブにとひっぱりだこで、プロデューサーとしての活躍もし始めたトップDJの頭の中をのぞける企画を考えてます。
おたのしみに!!

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DJ SHOTA
“DJとお客さんの架け橋になる” そんな思いを込めてスタートしたDJ HACKsがいつの間にか月間60万PVを達成。Googleでの「EDM」検索順位1位と絶大な支持を集めるようになっていった。 そしてDJ HACKsの成長と共にDJ SHOTAは2015年夏、DJ歴2年という異例のスピードで世界でも最大規模の野外フェス「electric Zoo Beach Tokyo」へ出演を果たす。 さらに2015年リリースしたEDM BEST MIXはiTunesチャート2位を記録するなど勢いを見せた。 2016年1月にはメイドインジャパンの国内最大EDMフェスティバル「electrox」にて若手ながら単独でオープニングアクトに大抜擢され一躍注目を集めた。 DJ HACKsでのあらゆる音楽を追求する姿勢はプレイスタイルにもダイレクトに反映され、まさに架け橋の如く様々なジャンルの”GOOD MUSIC”を繋いでいく。そのオープンフォーマットなスタイルを武器に多様なお客さんを踊らせ続け現場での支持率も急上昇中である。 DJとして音楽をプレイし、ライターとして音楽の良さを伝える、まさに次世代型ともいえるクロスオーバーはすべてにおいて新しく、未知なる可能性を秘めたDJ SHOTAの活躍に今後目が離せない。
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