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2015.05.29(Fri) BABY-T コラボ企画

【スパチューコラボ企画第3弾】DJ BABY-Tが語る、フェスDJに必要なこと・クラブDJに必要なこと

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東京・渋谷T2で毎週火曜日に開催されている人気パーティー「SUPER TUESDAY」とのコラボ企画が誕生!
DJ HACKs × SUPER TUESDAY 第3弾

第3弾では、DJ BABY-Tさんが登場。
ElectroxやElectric Zoo Beach Tokyoなど国内最大級のEDMフェスに出演する”フェスDJ”、自身の楽曲をリリースしている”プロデューサー”、そして10年以上も活躍してきた彼のルーツである”クラブDJ”としての顔を持つBABY-Tさんにいろいろな角度から迫っていきたいと思います!

DJ HACKsが、BABY-Tさんに5つのシンプルな質問を投げかけてみました。

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現役トップDJの頭の中をのぞく!DJ BABY-T 編

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➖➖➖それでは、コラボ企画第3弾、よろしくお願いします!まずは読者の皆さんに簡単な自己紹介をしていただけますか?

DJ HACKsをご覧の皆さん、こんにちは!BABY-Tです。
簡単に自己紹介ということで、渋谷・六本木など都内を中心に、日本全国各地でDJさせていただいてます。
また国内の大型フェスにも出演させていただいてまして、electroxに2年連続で、そして先日のelectric zoo Beach TOKYOにも出演しました。
EDMフェスだけでなく、いまや大人気ランニングイベントとなった「electric run (エレクトリック・ラン)」の祝完走フェスティバルのDJも努めさせていただいています。
2014年には、コカ・コーラ社のエナジードリング「burn」主催「burn World DJ Contest」においてジャパンファイナリストに選ばれました。

今回は年始のゲストライターシリーズに引き続き、2度目となる記事を書かせていただきました!
5つの質問で、俺の頭のなかを少し覗けるような内容になっていると思うので、ぜひ最後まで読んでやってくださいー!

1月のゲストライター: BABY-T
▶︎ EDM元年をふり返る!2014年EDMベストヒッツ特集

“EDM”に対する想い: EDMがシーンにもたらしてくれたもの

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➖➖➖2度のelectrox、electric zoo Beach TOKYOと、国内の人気EDMフェスでの出演で、いまや日本のEDMフェスシーンの代表格となりつつあると思いますが、EDMに対してどのような思いを持っておられますか?

代表格なんてのはまだまだ俺にはほど遠いお言葉ですが、いまの”DJ”というものにフォーカスされている現状はとても素晴らしいことだと思います。

EDMという新たなヤング・ジェネレーション的なムーブメントが登場して以降、世の中がDJや作曲といった今まで音楽の中でもあまりフォーカスされにくかったところに注目されるようになりましたよね。
テレビでもDJやフェスという言葉が当たり前に交わされている。

これは本当にEDMシーンの隆盛の恩恵による所が大きいと思いますよ。
いまやJ-POPのアーティストでさえ、いわゆるEDMに寄せた楽曲提供がなされているわけです。
日本で活動しているDJやクリエイターにとって、こんなに素晴らしい機会はないですよね。
だって自分が大好きなダンスミュージック、クラブミュージックというカテゴライズが普通に受け入れられるかもしれない状況なんですから。

ここでは細かく紹介しませんが、何年も前に俺が作ったEDMな楽曲が去年になって、とあるメジャーアーティストにシングルカットされてその曲はオリコン2位を獲得しました。
その楽曲を元にJ-POP風なアレンジが施されてリリースされたため、編曲DJ BABY-Tとしてクレジットされておりますが。。。(テレビでクレジットが出た時は普通に感動しました笑)

といったように、本来アンダーグラウンドであるクラブミュージックが、日本のような音楽シーンにおいてもメジャーであり得るということを今まさに”EDMのシーン”が証明してくれてるんだと思います
俺は元々ブラックミュージック (HIPHOPなど) が大好きでDJを始めたので、ルーツというと少しいまのEDMシーンの方々のそれとはちがうんですが、それでも一番最初にEDMのフェス(そのときはそんな言葉すらなかったように記憶してますが)を目にした時はビビりました。
これはBIGになるぞと。そこからもう何年も経ちましたが、EDMムーブメントが大きくなろうとしている時にその文化に触れられたことは大きかったですね。

EDMはこれからも形を変えて、まだまだ大きくなっていくと思いますよ
俺に関してはEDM専門のDJであったりプレイヤーであるわけではないのですが、自分なりのルーツとエッセンスを交えてその一端を担えれば最高に幸せなことですよね。

意外と知らなかった!フェスでのDJとクラブでのDJとでは、考えることがこうもちがう!?

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➖➖➖EDMフェスブームの高まりによって、BABY-Tさんのようなフェスに出演するDJにきっと多くの人が憧れを持っています。フェスとクラブでのDJ経験を積んできたBABY-Tさんにとって、フェスでのDJとクラブでのDJで気をつけているちがいは何ですか?

なるほど、これはなかなかいい質問かもしれませんね。

フェスでDJするってどういうこと?

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©elextrox 2014 / Creativeman All Rights Reserved

近年の日本では、大小さまざまな”フェス”が開催され、俺もありがたいことにゴールデンウィークに日本初上陸した「electric zoo Beach TOKYO」や年始の「electrox」、そして世界中で一大ブームを巻き起こしたランニングイベント「electric run」でもメインDJとしてパフォームさせてもらいました。

そう、フェスにおけるDJとは、この“パフォーム”という言葉にすべてが集約されるかも。と個人的には解釈しております。
つまり、この記事を読んでいる皆さんも想像しているであろういわゆる”ビッグフェス”においては、アーティストとしてそのステージに立つことになります。
それには、オリジナリティ溢れるDJ自体の流れや動きのパフォーマンスはもちろん、自らによるMC、自身の楽曲、そしてVJやライティング。
このすべてが一つとなって、その”アーティストDJのパフォーム”をクラウドの皆さんに楽しんでもらうわけですね。
なので俺もFESでステージングさせてもらう時は、そういうところを意識してやっています。

そして何よりも、先日の「electric zoo Beach TOKYO」の時にも痛感したんですが、このすべてを持って上がったアーティストのステージを100%に仕上げてくれるのはやはり、音楽が好きな、フェスが好きなお客さん達のリアクションなんですね
なので俺も『Ready For Action』や『Welcome to the Zoo』を始めとする自身のオリジナル曲がお客さんのリアクションを引き出せた瞬間は何事にも代えがたい喜びでした。この場であの時いたみんなに感謝させて下さい。ありがとう。

クラブでDJするってどういうこと?

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さて、一方のクラブDJの場合ですが、やはりこれはDJと世の中に語るにあたってすべてにおいての基本でしょうね。

皆さんがいま想像してるフェスで活躍してるDJってのは、クラブDJから言わせるとやはり”PRODUCERが自身の楽曲を持っていることを前提とするPRODUCER DJ“なんです。

しかしクラブDJとは、目の前にいるお客さんをいかにその時のトレンドに空気感や流れ、年齢層や男女比、もっというとその時の季節感や時事も汲み取りながら”とにかく楽しませる・踊らせる”ことに重点を置いている”プレイヤー”と考えます。

フェスDJとクラブDJのちがい
フェスDJ ▶︎ プロデューサーDJ (自身の楽曲を持っていることが前提)
クラブDJ ▶︎ とにかくその瞬間を楽しませる・踊らせるプレイヤーDJ (目の前にいるお客さんが一番)

なのでDJとしてのパフォーマンスやスキルはもちろん求められるんですが、最も大事なのは”いかに目の前のお客さんとシンクロできるか“なのではないかな〜と思ってます。

ヨーロッパを中心に大人気!BABY-TのDJスタイル「エクレクティック」とは?

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俺のクラブDJとしてのスタイルは「eclectic(エクレクティック)」。
これはヨーロッパを中心に爆発的な広がりを見せているスタイルで、つまり『いい曲はジャンルなんか関係なくそのDJの持っている感覚とセンス、テクニックが合わさっている場合に限り何でもかけましょう!!!』っていうことなんです。

でも注意して欲しいのは、もちろん色んな知識や嗅覚、テクニックがあった上でのことなので、この記事を真に受けて本当に何でもかけたら怒られるかもしれません。笑
そのDJの持っている感覚とセンス、テクニックが合わさっている場合に限り
これ非常に大事。笑

日本でこれをいち早く提唱したのが、現在もヨーロッパ・ツアー(もはや世界ツアーみたいになってますが)中のHOKUTOさんで、それを日本に広めようという目的で結成されたDJチームがDIRTY DIMENSIONってわけなんです。

DIRTY DIMENSIONとは、上記のHOKUTOさん、RED BULL THRE3 STYLE WORLD CHAMPION 2013のSHINTARO、そして俺BABY-Tに、HOKUTOさんの寵愛を受けるセンス抜群のFUJIというメンバーで今もblock.fmなどで定期的に活動しています。

そう、こんなわけで俺はクラブDJをするにおいては、目の前のダンスフロアにいるお客さんをとにかく満足させるのを最前提として自分の発信したい曲や自身の楽曲のバランスを見ながらプレイしています。
エクレクティックというスタイル、本当にドキドキするぐらい音楽が楽しめると思うんで、いまだに上記した4人のDJのプレイをクラブで聞いたことのない人はぜひ踊りに来てほしいですね^^

俺個人の理想としては、クラブDJとしてもバシバシ活動しつつ、自身のオリジナル楽曲を定期的にリリースし、フェスでもオファーが絶えないアメリカのレジェンドDJ、VICEのようなプレイヤーになれればな〜と思っています^^

BABY-T的・クラブにおける理想的なPARTYはこうだ!

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➖➖➖クラブでの理想のパーティーってどんなパーティーですか?

これは個人的な思いも入ってしまうと思うんですが、最近とにかく同じ空気と同じ選曲で予定調和なクラブやパーティーが多すぎると思っています。

クラブに遊びにいくことのハードルが下がって、遊びやすい空間になったのはとてもいいことだと思いますが、やっぱり”PARTY”だということは忘れてほしくないな〜と

“PARTY”に誘われて行く時の気分ってどうですか??
ウキウキするでしょ?どんなことが待ってるんだろ〜ってドキドキするでしょ?

その思いは忘れて欲しくないですね。
さっきも言いましたが、クラブの主役はあくまで”PARTY”に繰り出す皆さんですよ

ドキドキしていった先で待っているのは素晴らしい空間!
でも選曲や空気がいつも同じ。。。これじゃ飽きませんか?w

もちろんクラブにはヒットチューンも必要不可欠ですが、俺たちプロとして活動しているDJは、皆さんが仕事してる間、学校に行ってる間、寝ている間、常に音楽のことを考えています
そんなDJたちが自信をもって『これはイケてる!!!』と発信する音楽がたとえ聴いたことのある人気曲じゃなかったとしても、いい曲だったら素直に体で受け止めて上げて下さい。踊ってあげて下さい。

そうしたらずっと皆さんを飽きさせることなく、一流のコンダクター(つまりDJ)があなたを最高のナイトライフに連れてってくれますよ^^
理想の。。。と言われればこんなところですかね。

今後のDJとしての未来図 〜フェスやクラブ、楽曲制作を通じて発信していきたいこと〜

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➖➖➖大型フェスへの出演や楽曲リリースなど多方面で活躍されていますが、BABY-Tさんは今後のDJ活動はどのように展開していくのでしょうか?

DJというカテゴライズにおいて、いまは本当に幸せな立場で仕事させてもらってると思います。
クラブDJとして日本全国のクラブに、毎週いろんなところに呼んでいただいてPLAYさせてもらっています。
楽曲のリリースにしても、日本中で各地のDJの方がかけてくれたり、ファンの皆さんが大きな愛でサポートしてくれたり。
その一方で、大型フェスでもパフォームさせてもらったり、感謝の気持ちで一杯の毎日です。

今後はこの活動をそれぞれ大きくして、来たる日に備えてDJというものをもっと広いマーケットの皆さんが興味を持ってもらえるように帯を締め直しつつ、応援してくれてる方たちやBABY-Tチームの皆に喜んでもらえるような大きな恩返しを、BABY-Tという存在の結果で示したいな〜と企んでいます。
来たる日とはなんだ?と思った方はこのDJ HACKSでも取り上げてましたが、風営法改正の動きをぜひチェックしてください。

日本において、DJが職業として認められる日がまちがいなく訪れる

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➖➖➖”来たる日”、これはDJなら誰しもが望んでいるテーマだと思います。DJが今後日本において職業として認められる日がくると思いますか?

はい、間違いなく来ます。
いまのクラブシーンの中心地でやらせてもらっている以上、プライド持って後ろを振り返ることなくひたすら努力して突き進もうと思っています。

最近、うれしいことがよくあるんです。
クラブで、『BABY-TさんみたいになりたくてDJ始めました!』と声をかけてもらえるんですね。
もうね、心の中では感涙してるんです。笑
そんな人たちに後悔させないためにも、必ずその日を掴んでみせますよ。

まとめ: BABY-Tから夢を持つ読者の皆さんへ一言アドバイス

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新しくリリースされた自身のEP『Ready For Action』への想い:

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2015年5月27日(水)、自身のオリジナル楽曲6曲とリミックス1曲を収録したファーストEP『Ready For Action』をリリースしました。
まず声を大にして言いたいのは、この作品に関わってくれた人、買って聞いてくれた人、これから買うぞ〜って人、全てに感謝したいです。ありがとうございます。

次に言いたいことは、今この記事を読んでDJ始めたいと思っている人や、CLUBやFESでDJやりたい!俺も楽曲出したい!って人に一つだけ俺からアドバイスがあります。

それは、『絶対に自分で自分をあきらめないこと』。

俺もね、DJはじめた10年以上前にこうやって自分の作品に一流アーティストが参加してくれて、それがニュースになって、たくさんの人がサポートしてくれて。。。なんてことは想像も出来なかった。
でも一つだけ俺が自分に自信あるとしたら、自分が描いた未来予想図を、自分で消しゴムで消すようなことはしなかったよ。ってこと
俺でも出来たんだからこれを読んでる皆でも絶対大丈夫。

まずは夢をみること。これは絶対大事。
そして次は、それを目標にして努力を惜しまないこと
そうすると目標がいつしか仕事に、そうやってまた新たなステージと景色を見てまた新たな夢を見る。それをまた目標に。。。

と、これだけを俺は必死にやってきました。
まだまだ俺も夢の途中だけど、その瞬間をEPに参加してくれた最高のアーティストの皆と共有できて最高にうれしいです。
まだの人はぜひとも聴いてみてくださいね!
クラブミュージックに普段なじみのない方でもしっかり聴けるように、今のダンスミュージック・シーンを俺なりに日本にローカライズさせて”踊れる・聴ける”EPに仕上げたつもりです^^

DJ BABY-Tのおすすめ曲紹介

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Ready For Action feat. Fatman Scoop & SKY-HI

アーティスト: BABY-T

問答無用の俺のデビューシングル。ついにPVが公開されました。

Lean On (Moska Remix)

アーティスト: Major Lazer

最近一番現場でかけるかもしれない。とにかく底抜けなお祭り感なDROPが◎

ECHOES

アーティスト: Henrik B, Niklas Gustavsson, Peter Johansson

なんでこの曲もっとヒットしないんだろう?のBABY-T的代表曲。PVで泣いてください。

BABY-T的・SUPER TUESDAYの魅力

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先ほど言いました「理想のパーティー」というところにも書いてある”理想郷”が毎週火曜日の渋谷T2に広がっています。笑
安心して、ドキドキして、遊びにきなさい^^

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WRITER
BABY-T
日本のダンスミュージックシーンの中でも限りなく稀なボーダーレスDJ/Producer。10代の頃から圧倒的な現場数をこなし、EU圏のCLUBシーンで圧倒的な支持を受けるEclectic Styleという、Urban MusicからDance Musicまでをジャンルレスに操るスタイルを武器に野外のビッグフェスティバルはもちろんあらゆるシーンのイベントからオファーが殺到。近年ではAVICII, ZEDD, AFROJACK, DAVID GUETTAなど様々なEDMアーティストの来日公演に日本選抜DJとして参戦し注目を集めている。楽曲制作に関してはREMIXを担当したMATT CAB feat.VERVAL(m-flo)の「Touch The Sky」がDJ REMIXとしては異例のiTunesランキング8位を記録、ファーストシングル「Ready For Action」に世界の盛り上げ番長Fatman Scoopを起用、日本で絶大な人気を誇るSKY-HIとの日米2大トップラッパーの共演とフロアにまっすぐ刺さるサウンドでシーンに衝撃を与える。さらに同EPに収録された「Fallin’ feat.AYUMU YAMASHITA」はUSENインディーズチャートで2位にランクインするなどプロデュースワークでも実力の片鱗を見せた。2015年11月には143(ワンフォースリー)名義でクリエイティブユニットとしての活動も発表、JUJUやCREAMといったアーティストのRemixを手がけて話題を呼んでいる。2016年4月にはCreamのStaxx T,2WINのT-PABLOWをfeatに迎えた楽曲「PENGUINS」がiTunesランキング2位を記録。2016年10月には自身初のオリジナルアルバム「JUST THE BEGININNG」をリリース、リードシングル「Timeline feat.AISHA & KEN THE 390」がiTunesチャートでトップ10入り、さらに2017年に入っても「All Over Again feat.iamSHUM」が大人気番組『TERRACE HOUSE ALOHA STATE』にてオンエアされるなど現場生え抜きのDJながらプロデューサーとしても新曲を待望される存在になっている。
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